«  2018年8月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

« 過去のブログ(世田谷の矯正歯科 ひらの矯正歯科 ) | メイン | 夏休みだ・・虫歯予防②(世田谷の矯正歯科 ひらの矯正歯科 ) »

2012年8月 6日

夏休みに入り猛暑が続いていますが、みなさん元気にお過ごしでしょうか?
社会人の皆さんは、もう少しでお盆休み・・待ち遠しいですね!

さて、夏休みですので矯正治療を開始する方も多と思います。
ひらの矯正歯科クリニックでも多くの患者さまが治療をスタートいたしました。
そこで本日は矯正治療中の予防についてお話ししたいと思います。

予防と言うと第一に思いつくことは、毎日の丁寧なブラッシングですね。
歯の表面だけではなく、歯と歯ぐきの境目を丁寧にブラッシングし、合わせてフロスを使うとより効果的だと思います。 
歯科衛生士さんと練習したブラッシング法を思い出して頑張ってくださいね!

このような自分で出来る予防法を『ホームケア--』と呼びます。
その他にどのようなことがあるかお話ししたいと思います。

矯正治療が始まったら必ず使用してほしいフッ素について今回はお話したいと思います。

先ず、むし歯がどのようにして出来るかご存知ですか?

少し専門的な話になりますが、

むし歯はプラーク中の細菌(ミュータンス菌、タクトバチラス菌など)の感染によって起こります。細菌は食べ物から栄養を取り、酸を作りこの酸によって歯が溶かされた状態が脱灰(むし歯の始まり)です。

しかし、唾液には酸を中和にする力と汚れを洗い流す力があり、再石灰化(溶かされた歯の表面を元に戻す力)を促します。この脱灰と再石灰化のバランスが崩れた状態が続くとむし歯ができます。

そこで活躍するのが、フッ素です。
フッ素には以下の四つの効果があります。
 
① 再石灰化の促進作用
 
② 再石灰化の際にフルオロアパタイトを生成し、より耐酸性の高い歯質とする
 
③ 酸の産性を抑制する
 
④ 抗菌作用がある

フッ素の洗口剤やフッ素入りの歯磨き剤を毎日、正しく使用することでむし歯のリスクは確実に下がります。特に就寝前のフッ素使用が大変効果的です。

むし歯は残念ながら自然治癒はなく、一度なってしまったら削って詰める方法しかありません。
美しい歯並びと共にむし歯のない患者さんが一人でも多く増えるよう私たちも頑張りたいと思います。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://dc2.daredemo.jp/www.ortho-do.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/400

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。

ブログを移転しました

ひらの矯正歯科クリニック 院長 平野武弘
ひらの矯正歯科クリニック
院長 平野武弘

【略歴】
鶴見大学歯学部卒業
同大学歯科矯正学教室入局
相模更生病院歯科口腔外科・矯正歯科担当
ひらの矯正歯科クリニック開設
日本矯正歯科学会認定医取得
Roth/Williams2年間コース受講

・Roth Study Club International メンバー
・Roth Williams Study Club Japan
・日本矯正歯科学会
・東京矯正歯科学会
・日本顎変形症学会
・日本顎関節学会