
矯正治療のゴールを考える際、治療目標の一つに顔貌の審美性ということがあります。骨格や歯牙のI級ならば自動的に審美的な顔貌が得られるでしょうか?特に外科矯正の場合は骨格にアプローチするため顔貌に大きな変化を伴う可能性があります。軟組織を評価し審美的な顔貌を得られるような硬組織の移動計画を立て治療方針を決定しなければコンスタントに良い結果が得られないと私たちは考えています。
フルマウスで咬合を変える歯科治療において下顎の位置が不安定な症例では、硬組織の位置や形態を変化すると良好な治療結果を得られないことは周知のことと思います。
特に下顎後退症例、非対称症例において顎関節に問題がある症例がほとんどですので、顎位と顎関節の状態は術後の結果を大きく左右すると言っても過言ではないと思います。
顎位の安定を図り問題点をより明確にした上で診断、治療方針を立てることは、術後の咬合の安定と顔貌の審美性を得るための重要なポイントと考えています。
2症例を通して、ロスフィロソフィーでの診断、治療方針をご紹介出来ればと思います。 |